uro5000のブログ

宮路次郎と申します。

なむあみだぶつ

この国の、今もまだ、泣いている、音のする。
ただ、風は、吹き抜けて、重ねた願い、崩してく。
無数の塵が、空に舞う。
幼い夢が、目に映る。
あまりに、それは、美しい。
そっと、瞳を閉じるだけ。
手のひら、こぼれてゆく、河原の砂音が、無くした、魂を奏でて消えてく。

宮路次郎